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さて、わが国の税制は昭和二十二年にそれまでの「賦課課税制度」から納税者が自ら所得金額と税額を正しく計算して申告し納税する「申告納税制度」が導入されましたこの「申告納税制度」を推進するため昭和二十四年シャウプ勧告に基づく税制の全面的な再編成を機に昭和二十五年に「青色申告制度」が創設されましたが当初は記帳慣習が乏しかったことなどから十分な定着にはいたりませんでしたこのようななか青色申告者による任意団体として青色申告会が各地で結成され本年で六十年を迎えることになりましたわが会も立川税務署管内青色申告者二〇九名のうち一六一名の同志をもって昭和二十五年十一月に「立川税務署管内青色申告協力会」として発足いたしましたその後青色申告及び入会の勧奨について特別月間を設けて増強運動を展開して拡大を図ってまいりました平成十五年四月には公益法人として「社団法人」の認可を受けました誠実な納税者の集まりであることに誇りを持って納税道義の高揚と仲間づくりに努めてまいりましたことにより現在五八〇〇名余名の会員を擁する会に発展してきました立川青色申告会は　発足以来公益性・社会性を旗印に地域に密着したボランティア活動を行ってまいりましたが多摩地区の中核としての活動が要望されておりますので今後より一層社会的な地位と信頼を得てますます充実した会活動を図る所存であります今日我々を取り巻く環境は高齢化・少子化・後継者不足・個人企業の衰退・高度情報化に進んでいますなかでも高度情報化はＩＴ革命の下パソコンやインターネットを利用した電子政府を目指し電子申告や電子納税の利用促進が求められております青色申告会はＩＴを有効利用し創造と変革を重ねることにより今後の展望を確立するための会活動を展開します立川税務署を始め関係諸団体の皆様に重ねて厚く御礼申し上げますとともに今後とも変わらぬご支援・ご鞭撻を賜りますようお願いいたします最後にこの六十年間にわたり多くの諸先輩方が払われたご努力に深甚なる敬意を表するとともに会員皆様方のこれまでのご理解とご尽力に心から感謝いたし今後一層のご協力をお願い申し上げまして私の式辞といたします工藤会長による式辞の後、当会にて３０年以上役員を勤続されている方に渡される特別表彰状を、代表して野々村稔氏、同じく２０年以上役員を勤続されている方に渡される表彰状を、代表して神田静枝氏、１０年以上役員を勤続されている方に渡される感謝状を、代表して星野喜嗣氏が受け取りました。今回の式典による受賞者は１９９名にのぼり、当会に日ごろからご協力いただける方がいかに多いのかを実感できる催しとなりました。